新しく飲食店や美容サロン、クリニックをオープンする、あるいは店舗の全面改装を行う――。そんな一大プロジェクトにおいて、内装デザインやメニュー開発、採用活動と並んで絶対に忘れてはならないのが「インターネットと電話の段取り」です。
現代の店舗においてネット回線は「POSレジやキャッシュレス決済の生命線」です。万が一、オープン当日にネットが開通していなければ、クレジットカード決済もできず、予約システムも動かないという大損害を被ることになります。
連載の最終回となる今回は、物件の契約からオープン当日まで、トラブルゼロで完璧なお店インフラを構築するためのスケジュールをチェックリスト形式でお届けします。
1. オープン2ヶ月前〜1ヶ月半前:【物件契約・設計期】
内装の設計図面を引き始めるこの時期に、ネットの土台を決め打ちします。
- □ 物件の「回線引き込み状況」を管理会社に確認する 路面店や商業ビルなど、物件の形態によって光ファイバーの引き込みルートが異なります。以前のテナントの「残置物(光コンセントなど)」があるかどうかも確認しておくと、その後のスピードが上がります。
- □ 内装業者に「配線計画」と「MDF(主配線盤)の位置」を伝える レジカウンター、バックヤード、お客様用Wi-Fiルーターの設置場所を決め、内装工事の段階で壁の中にLANケーブルを通すための管(CD管)をあらかじめ敷設してもらいます。これによって、店舗のデザインを損なう「露出配線」を防げます。
2. オープン1ヶ月前:【申し込み・インフラ確定期】
ここが開通を確実に間に合わせるための「デッドライン」です。
- □ 店舗向け回線(オフィス光119など)への申し込み 光回線と同時に、店舗用の「光電話(固定番号)」や「FAX用番号」も一緒に申し込みます。ここで電話番号の事前発行を依頼しておけば、オープン前にショップカードやチラシ、グルメサイトに番号を掲載できます。
- □ 開業届や法人確認書類の準備 屋号付きの口座やクレジットカードで支払うための確認書類(法人なら履歴事項全部証明書、個人なら開業届の控えなど)を用意します。
3. オープン2週間前〜1週間前:【工事・周辺機器セットアップ期】
物理的な通信環境が完成するフェーズです。
- □ 開通工事の立ち会い NTTの指定業者が訪問し、店内に光ファイバーを引き込みます。所要時間は通常1〜2時間程度です。内装工事の進捗と被らないよう、事前に調整が必要です。
- □ 業務用・ゲスト用Wi-Fiルーターの設置と設定 第1回で解説した「お客様用(ゲスト)と業務用(レジ)」の電波を分離する設定を行います。最新の「IPv6 IPoE接続」に対応した機器であれば、配線をつなぐだけで自動認識されるケースも多いです。
4. オープン3日前〜前日:【最終システムテスト期】
本番環境で全てのシステムが連動するかを確認します。
- □ POSレジ & キャッシュレス決済端末の通信テスト 実際に端末を動かし、決済データが数秒で正常に処理されるかテストします。
- □ 電話・FAXの送受信テスト 自分のスマホなどからお店の固定番号へかけ、正しく着信するか、また外出時の転送機能が動作するかをチェックします。
結論:お店のスタートダッシュは「段取り」がすべて
店舗ビジネスの立ち上げ期は、オーナー様や店長様にとって、文字通り「猫の手も借りたい」ほど多忙を極める時期です。そんな中、慣れない通信専門用語と格闘し、ネットや電話の手配で右往左往してしまうのは非常に大きな機会損失(タイムロス)です。
お店のインフラ構築を成功させる最も賢い近道は、「店舗の事情を熟知している法人特化のプロに窓口を一本化すること」に他なりません。
本連載でご紹介してきた「オフィス光119」は、東証プライム上場企業グループの株式会社東名が提供する安心の店舗向けサービス。混雑に強いIPv6回線、安価な光電話、そして万が一の土日トラブルにも心強い保守体制まで、すべてワンストップで手配を代行してくれます。
チェックリストの最初の項目、「□ 店舗向け回線への申し込み」にチェックを入れる準備はできましたか? まずは無料の相談窓口から、あなたのお店の大切な第一歩を踏み出しましょう。
